頭の中には、毎日たくさんの思考が浮かんでは消えている。
不安、計画、反省、妄想、比較、後悔…。
でも、ある日気づく。
思考は「浮かぶもの」であって、
必ずしも「進めるもの」ではない。
この視点が持てると、コンディションが明らかに変わってくる。
調子がいい日の頭の状態
調子がいい日は、思考の量が少ないわけではない。
違うのはここ。
思考が浮かぶ
↓
そのまま乗らない
↓
一度だけ観る
「これ、進める価値ある?」
このワンクッションがあるだけで、
- 頭の静けさが違う
- エネルギーの消耗が減る
- 不安ループに入らない
- 集中力が保たれる
つまり、
思考の量ではなく、
思考の採用基準がコンディションを決めている。
思考の発生と採用は別物
ここは重要なポイント。
多くの人はこうなっている。
思考が浮かぶ
→ 自動でストーリーが始まる
→ 思考が思考を呼ぶ
→ 気づいたら不安・反省・妄想の中
でも、本来はこう分けられる。
- 思考の発生(自動)
- 思考の採用(選択)
つまり、
思考が浮かぶことは問題ではない。
問題は、全部採用してしまうこと。
脳的に何が起きているか
この「観て選ぶ」働きをしているのが、前頭前野。
前頭前野の役割はシンプルで、
自動反応に乗る前に、一度止めて選び直すこと。
思考が浮かぶ
↓
前頭前野が確認
↓
必要なものだけ進める
この状態になると、
- 思考に振り回されない
- 感情の波が小さくなる
- 判断が安定する
体感としては、
頭の中に編集者がいる感覚。
これはトレーニングになるのか?
なる。しかもかなり効果的。
思考が浮かぶたびに、
「進める価値ある?」
と軽く観る。
この繰り返しは、
- 前頭前野の低負荷トレーニング
- 注意力の強化
- 思考の暴走回路の弱化
結果として、
無駄な思考自体が減っていく。
脳はこう学習するからだ。
思考発生
↓
毎回採用されない
↓
「この思考は重要じゃない」と判断
↓
発生頻度が下がる
ただし、やり方が大事
ここで分岐がある。
NGパターン
- この思考はダメ
- 考えちゃいけない
- 消そうとする
これは「抑え込み」。
前頭前野をフル稼働させるので、疲れる。
OKパターン
- 思考が出る
- 軽く観る
- 必要なければ放置
感覚は、
管理ではなく、編集。
力を入れないことがポイント。
良い状態のサイン
この方法が機能してくると、
- 判断が一瞬になる
- 力感がなくなる
- 思考が通過していく感じになる
- 頭の中にスペースが生まれる
そして最終的には、
管理しようとしなくても、
思考が暴走しなくなる。
なぜこれがコンディションに直結するのか
人が疲れる一番の原因は、
思考の量ではなく、思考の消耗。
特に消耗が大きいのは、
- 不安ループ
- 過去の反省
- 未来の妄想
- 比較
- 自己評価
これらを全部進めていたら、頭は当然疲れる。
でも、
「進める価値ある?」
この一言が入るだけで、
エネルギー漏れが止まる。
まとめ
思考は止めるものではない。
思考は選ぶものでもない。
ただ、観る。
そして、
進める価値があるものだけ、進める。
この発想が身につくと、
頭は静かになり、
集中は深まり、
コンディションは安定する。
思考の量を減らそうとする必要はない。
大事なのは、
思考の採用基準を持つこと。