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瞑想の4分類— 流派ではなく「意識の使い方」で整理する —
瞑想には、ヴィパッサナー、禅、マントラ、マインドフルネスなど、さまざまな名前があります。しかし、流派や名前で理解しようとすると、かえって全体像が見えにくくなります。 本質的には、どの瞑想も、 「意識に何をさせているか」 という観点で整理すると、とてもシンプルになります。 瞑想は、大きく4つのタイプに分類できます。 【① 集中瞑想(Focused Attention)】 何をしているか 注意を一点に固定する。 対象の例 呼吸 マントラ ろうそくの炎 身体の一点の感覚 代表的な方法 アーナパーナ マントラ瞑想 ... -
映画『チェンソーマン』感想|予想以上に面白かった理由
先日、『チェンソーマン』の映画を観てきた。かなり良かったので、感想をまとめておく。 正直、これまでアニメ映画に対して「めちゃくちゃ面白い」と思った経験はあまりなかった。例外は『THE FIRST SLAM DUNK』くらいで、あれは長年の作品を改めて本気で作り直した特別なケースという印象だった。 一方で、現在も連載中の作品の映画版というと、どうしても「ファン向けの一本」「いつもの映画版」というイメージがあった。例えば、原作の延長線上でキャラクターの見せ場を用意し、予定調和的にまとめるような作り... -
永野さんの仁義なき戦い視聴イベントに行ってきた感想
昨日、芸人の永野さんが出演するイベントに行ってきました。 YouTubeの「危険部」というチャンネルの企画で、永野さん、声優の高村さん、ヴィレッジヴァンガード下北沢店の店長・長谷川さんと一緒に、映画『仁義なき戦い』を観ようというイベントです。 今回はその感想を書いていきます。 【】 もともと永野さんはめちゃくちゃ好きで、最初のきっかけは正直もう忘れてしまったんですが、 「とにかくめちゃくちゃ面白い」 と思ったのが始まりでした。 そこからは、永野さんが出ている動画をYouTubeで見つけてはひた... -
思考を進める価値があるか観るという発想
頭の中には、毎日たくさんの思考が浮かんでは消えている。不安、計画、反省、妄想、比較、後悔…。 でも、ある日気づく。 思考は「浮かぶもの」であって、必ずしも「進めるもの」ではない。 この視点が持てると、コンディションが明らかに変わってくる。 【調子がいい日の頭の状態】 調子がいい日は、思考の量が少ないわけではない。 違うのはここ。 思考が浮かぶ↓そのまま乗らない↓一度だけ観る 「これ、進める価値ある?」 このワンクッションがあるだけで、 頭の静けさが違う エネルギーの消耗が減る 不安ループ... -
サンスカーラの現代解釈
ヨガ哲学に頻出するサンスカーラを現代的に解釈するとどうなるかについて。 【サンスカーラとは何か】 ヨガ哲学における**サンスカーラ(Samskara)**とは、 過去の経験によって心に刻まれた痕跡(心のクセ) のこと。 具体的には、 何度も繰り返した思考 習慣的な感情反応 自動的な行動パターン 好き・嫌い・恐れ・執着 こうしたものが心の中にパターンとして残り、未来の反応を作るとされる。 ヨガの目的の一つは、 無意識のサンスカーラに支配される状態から自由になること と言える。 【現代科学でいうと何に... -
思考回路の手前で止まる
不安や虚無は、人生の問題というより、思考のルートの問題かもしれない。 人の思考には、ある程度決まった流れがある。 例えば、 暇になる↓将来を考える↓不確実性に目が向く↓不安になる あるいは、 何か達成する↓満足が続かない↓「意味って何だ?」↓虚無感 こういう流れは、性格というより、いつも通っている思考の道だ。 【思考のクセ=脳の配線のクセ】 脳では、同じ思考や感情を繰り返すほど、その回路が強くなる。 よく通る道が、メインルートになる。 不安を繰り返せば、不安の回路が太くなる。自己否定を繰... -
満足感は「所属 × 貢献実感」で決まる
最近、人の満足感って何で決まるんだろうと考えていて、ひとつしっくりくる整理がある。 満足感 = 所属 × 貢献実感 この2つがそろったとき、人は自然と満たされる。 逆に、どちらかが欠けると、どこか虚無や不安が出てくる。 【なぜ「所属」が必要なのか】 人はもともと、集団で生きてきた生き物。 昔は、 仲間に必要とされる → 生存 仲間に不要とされる → 追放 → 死 という世界だった。 だから脳には、 「自分はどこかに属しているか?」 を常に確認する回路がある。 現代ではこれが、 家族 会社 コミュニティ 社... -
練習は「体の軽さ」を基準とする
ヨガの練習後、体は軽くなっているだろうか。 もし軽いなら、その練習は正しい方向に働いている。もし重いなら、どこかで無理が起きている可能性が高い。 上達を目指すほど、私たちは「どれだけやったか」「どれだけ深く入れたか」を基準にしがちだ。しかし、長期的に伸び続ける人は、まったく別の指標で練習を判断している。 それが、 「練習後に体が軽いかどうか」 という基準だ。 【なぜ「軽さ」が重要なのか】 体の軽さは、単なる気分ではない。それは神経系の状態を示すサインだ。 練習後に軽いとき、体では... -
テリィヤングムイカパタパスチモッタナーサナ上達のコツ
― 深さよりも「内もも」でポーズを作る テリィヤングムイカパタパスチモッタナーサナ(以下、長いのでテリィヤングムイカ)。 このポーズ、練習しているとこんな経験がないだろうか。 前屈を深めると、伸ばしている脚が外旋してくる 深くは行けるけど、なんとなくポーズが軽い 伸びているだけで、身体を「使っている感覚」がない もしこれが起きているなら、深さを優先しすぎて、身体が逃げている状態かもしれない。 今回は、実際の練習で効果が大きかったテリィヤングムイカ上達のコツ=「内ももで作る」方法をま... -
下腹部の硬さと股関節伸展の関係
— 前に進めないランジ・ブリッジの本当の原因 — 股関節伸展が硬いと、多くの人はこう考える。 腸腰筋が硬い 大腿四頭筋が硬い 前モモが伸びない もちろん間違いではない。でも、実際に可動域を止めている“本体”は別にあることが多い。 それが 下腹部の硬さ。 この記事では、 なぜ下腹部が股関節伸展を止めるのか その身体メカニズム 実際に効く下腹部リリースワーク をまとめる。 【股関節伸展が止まる本当の場所】 股関節伸展とは、 太ももが後ろに行く動き このとき伸びるのは、 腸腰筋 大腿直筋 前面の筋膜ライ...